酒気帯び運転:道交法違反疑いで教諭検挙 病気のため休職中に /大分
毎日新聞 2013年6月5日(水)15時5分配信
県教育委員会は3日夜、中津市の県立高校の男性教諭(56)が道交法違反(酒気帯び運転と一時不停止違反)の疑いで検挙されたと発表した。河野盛次教育次長は「誠に残念の極み。事実関係を確認して厳正に対処したい。心からおわび申し上げる」と謝罪した。
県教委によると、男性教諭は、3日午後1時ごろ、登山したくじゅう連山の扇ケ鼻の山頂で350ミリリットルの缶ビール1本を飲酒。宇佐市の自宅へ帰宅中の同日午後4時半ごろ、同市安心院町の県道で、乗用車を運転中に酒気帯び運転と一時停止違反の疑いで検挙され、呼気1リットルあたり0・17ミリグラムのアルコールが検出されたという。
教諭は12年9月から病気のため休職中だった。県教委の聞き取りに対し、「やってはいけないことをやった。弁明の余地はない」と話しているという。
これを受け、県教委は4日、県内の公立高校長や教育事務所長計64人を集めて緊急会議を開催。定期的な研修を受ける機会のない休職中や派遣などの教諭に対し、直接会って服務規律の徹底を図るよう指示した。【佐野格、田中理知】
6月5日朝刊